こんにちは動物看護師の桐原です。
今年は異例の速さで梅雨が明けて水不足の心配もあり、猛暑日も続いていますね。
早くから暑さ対策をはじめた方もいらっしゃたのではないかと思います。
この時期に気をつけておかないといけないことは熱中症ですよね!
熱中症は、私たち人と同じように環境を整えてあげれば未然に防ぐことができます。
特に短頭種、長毛種、シニア、肥満の子は注意してくださいね!
<室内飼育>
●室内温度が上がらないようにする!
エアコン等を上手に使って温度・湿度を管理しましょう。
快適に過ごせる室温は25~28℃、湿度50%前後と言われています。
お気に入りの場所やよく過ごしている場所はひんやりグッズを使うなど工夫してあげましょう。
個体差があるので、その子にあった過ごしやすい環境を作ってあげてください。
●お水がなくならないようにする!
いつでも十分な水分をとれるように、一か所だけでなく数か所に置いておくなど工夫しましょう。
<室外飼育>
●暑い時期だけでも玄関等に避難させる!
難しい場合は陽よけや風通しのよいところを作ってあげてください。
●お水をこまめに変える!
暑い日中などはお水がお湯になっていることも、、、こまめに新鮮な水に変えてあげてください。
<お散歩>
●日中のお散歩は控える!
散歩に出る前に、アスファルトを触って熱くないかチェック!
暑い時間帯や湿度が高いとき、照り返しが強い時の散歩は控えましょう。
真夏のアスファルトは50~60℃にもなるそう!肉球がヤケドしてしまうことも!
「熱い!」と感じたら、無理に散歩へは行かずに室内で運動できる工夫をしてみましょう。
<車でのおでかけ>
●車内に放置しない!
車の中は気温が上がりやすいので、エンジンを切った車内に放置するのは夏以外でも危険です。
一緒に車でおでかけして「ちょっと待っててね」と置いていくのは危険です!
「ちょっと」でも、エンジンを切ってから車内温度は急上昇します。
窓を開けていても、サンシェードをつけていても車内温度はぐんぐん上昇します!
車に乗せる場合は、エアコンで車内を涼しくして動物がいつでも自由に水を飲めるようにしておきましょう。
<もし熱中症になってしまったら>
とにかく涼しい場所へ移動!
日陰やエアコンの効いている室内など風通しのよい場所に移動してましょう。
・全身に常温の水道水をかける
・水で濡らしたタオルなどで包む
・涼しい場所で風を送る
・太い血管のある首や脇を冷やす
・水を飲ませる
※冷水や氷、アイスバッグで急激に冷却すると、血管が収縮して熱が発散しにくくなるので注意してください。
<熱中症の症状>
熱中症はできるだけ早く治療を行うことが重要なので、応急処置が済んだら冷ました状態のまま病院を受診してください。
その際、事前にご連絡いただけると病院側も受け入れの準備ができるのでスムーズに対応できます。
人も動物も熱中症の予防をしっかり行ってこの夏を過ごしましょう!
はな動物病院
住所:愛媛県松山市井門町1212-2
松山中央高校とサンパークの間、
はなみずき通りや松山ICどちらからもアクセスしやすい場所です
☎ 089-948-4893
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