こんにちは、動物看護師の谷浦です。
当院では、ワンちゃん・ネコちゃんの「関節の痛み」に対する疼痛管理やサポートに力を入れています。
「最近あまり動かなくなった」「歳をとったから静かになったのかな?」と思われている変化も、実は言葉にできない「痛みのサイン」かもしれません。
今回は、足の痛み(跛行:はこう)が見られたワンちゃんの症例を通して、ご家庭で気づきにくい痛みのサインについてご紹介します。
【症例紹介】ユウシャくん(13歳)
2025年5月に「後ろ足をかばうようにして歩いている」とのご相談で受診されました。
診察室での歩行観察でも足を庇うような様子が見られたため、まずは内服による治療を開始。その後、経過を見ながらご家族と相談の上、定期的な注射による疼痛管理へ治療法を変更いたしました。
毎月一度の治療を現在も続けていらっしゃるご家族にお話を伺うと、、、
以前はドッグランで足を震わせていたり、お散歩をすぐに切り上げたりすることがあり、当時は「この子は落ち着いた性格なんだな」と思われていたそうです。
しかし、治療を進めて診察で経過を観察する中で、「実はおとなしい性格ではなく、痛みを我慢していたのかもしれない」と過去の様子に気づかれました。
痛みが和らぎ歩行がスムーズになってからは、散歩の距離も伸び、ご家族と一緒に元気に歩ける時間を楽しまれています。
「寿命」と「健康寿命」のお話
先日のセミナーでも印象的だったのが、「寿命」と「健康寿命」の違いです。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。単に長生きするだけでなく、日常生活の質(QOL)を重視した概念です。
足腰の痛みによって動くのが辛くなると、ワンちゃん・ネコちゃん自身のQOLが下がるだけでなく、見守るご家族にとっても心配やストレスが増えてしまうのではないでしょうか。
日常のちょっとした行動の変化は、ご家族でも気づくのが難しいものです。
「もしかして痛みがあるのかな?」と気になる様子がありましたら、ぜひ歩行の様子などをスマートフォンで動画撮影の上、お気軽に病院スタッフまでご相談ください。
早く変化に気づき、その子に合ったケアができるよう、スタッフ一同しっかりサポートさせていただきます!
はな動物病院
住所:愛媛県松山市井門町1212-2
(松山中央高校とサンパークの間、はなみずき通りや松山ICなどからもアクセスしやすい場所です)
電話:089-948-4893
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