こんにちは看護師の桐原です。
9月の終わりから徐々に秋の気配を感じられるようになってきましたね。
今回は猫ちゃんと病院へ来ていただく注意点や方法をお話ししたいと思います。
人と同じく猫ちゃんも性格は様々。
ですのでまずはその特徴を知っておきましょう。
①猫ちゃんは知らない環境にストレスを感じやすい
②他の動物や人間に近づくことにストレスを感じる
③一度嫌だと思った経験を忘れない
というような特徴があります。
猫種によって神経質な子や、逆に社交的な子、どんな環境でもすぐに慣れてしまう子ももちろんいます。
一度覚えた嫌な思い出をなかなか忘れることができないので、外や病院の環境に恐怖を感じてしまうと、今後外出することが困難になってしまう可能性があります。
ですので、猫ちゃんにはなるべく移動や新しい環境でストレスや恐怖を与えないようにすることが重要です!
1.病院に行く前にできること
〇キャリーの種類
キャリーバッグにもたくさんの種類があるので、その子にあったタイプを選んであげてください。
・プラスチックタイプ
蓋が開くタイプで安定感もあり、特に臆病な子や神経質な子をキャリーバックから出す際はこのタイプがいいです。耐久性もありお掃除も楽です。
・布製バッグやリュックタイプ
持ち運びが便利で歩きや自転車などでの移動が楽です。しかし、怖がりな子では安定感がないため注意が必要です。
・外が見えるタイプ
好奇心が旺盛な猫ちゃんではお外が見えるタイプもいいですが、怖がりな子ではなるべく見えないようにする方が良いと思います!
〇キャリーに入る練習で安心感
家の中で猫ちゃんがよくいる場所にキャリーを置いて、いつでも中で休んだり、食事や遊びができるようにして、キャリーの中が安心で快適な場所だというのを教えてあげることが大切です。
〇大好きなおもちゃやおやつでストレス緩和
ストレスを緩和させるために、日ごろからキャリーの中に大好きなおもちゃやおやつ、猫ちゃんの好きな香りや匂いのついたタオルなどをいれておくのもいいです。
2.病院までの移動時の不安をやわらげる
〇猫ちゃんのペースに合わせて
動物病院に連れていく日は、賢い猫ちゃんには飼い主さんの緊張も伝わってしまいます。なるべくいつも通りにリラックスして過ごしましょう。猫ちゃんのペースに合わせてあげるためにも、時間に余裕をもって来院の準備をしましょう。
神経質な子や病院でパニックになってしまう猫ちゃんは、狭い場所や覆われている状態が安心します。
そのため洗濯ネットなどに入れ体の周りを包むとより安心します。
〇車でキャリーを運ぶとき移動中はキャリーをブランケットやタオルで覆い、安心さてあげましょう。車での移動が好きなこや気にしないと感じる猫ちゃんであれば、時々車に乗せてドライブしたり短時間の散歩をするなど、いい経験と結びつけておくのも方法です。
3.病院から帰ったら
〇いい経験に置き換える
病院から帰ったらすぐに部屋に離さず、キャリーの中でおやつを与えたりして、キャリーの中はストレスではなくいい経験に上書きしてあげるのもよいですね。
4.健康な時こそ病院へ!
猫ちゃんは具合が悪くてもそれを隠して振る舞うことがあるので、飼い主さんも気づかない場合があります。また病院が嫌いだからと、具合が悪くてもなるべく家で様子をみてしまうこともありますよね。そのため、病気が手遅れになってしまうケースもあります。
健康な時こそ、病院に慣らしてあげるチャンスです。
また、当院では10月から11月30日まで秋の健康診断を行っています。
予約制になるので気になる方はお問い合わせください。
はな動物病院
住所:愛媛県松山市井門町1212-2
(松山中央高校とサンパークの間、はなみずき通りや松山ICどちらからもアクセスしやすい場所です)
電話:089-948-4893
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