マダニにご注意を!

こんにちは!受付の本田です!

コロナ過の副産物というべきか、キャンプブームですね!

実は地元の友人がキャンプ系YouTuberをやっておりまして、チャンネル登録して見ていますが海に山にと楽しそうにキャンプしています。愛媛にも海も山もあるので私も行きたくなります。

そんな自然の中で楽しむキャンプ、今から秋にかけては注意が必要です。山に限りませんが、草むらの中にはマダニがいる可能性があるからです。


人がマダニに咬まれると様々な感染症を引き起こしますが、最も気をつけなければいけないのが「SFTS」(重症熱性血小板減少症候群)と呼ばれるウイルスによる感染症です。

主な症状は発熱、全身の倦怠感、消化器症状で、重症化すると死亡することもあります。有効な治療薬が見つかっておらず、毎年全国で100人前後感染者おり、愛媛県内でも感染者が確認されています。


SFTSはマダニに咬まれた動物を介して人間に感染することもあり、獣医療関係者の感染者が多いのも特徴です。2013年以降猫560頭、犬36頭の感染が昨年9月までに確認されています。主な症状は人間と同じく発熱、元気がない、嘔吐、特に猫の場合は黄疸がみられます。

昨年5月には富山県で犬2頭がマダニに咬まれ、SFTSを発症したと話題になりました。草むらに入って散歩していたそうです。幸い2頭とも回復し、飼い主の体調にも問題なかったそうです。しかし、体調が回復後も2ヵ月ほど尿にウイルスが検出されていたと報告されています。


先日(といっても3月末でしたが)、まぶたの下にマダニがついてしまった柴犬ちゃんが来院し、吸血前に無事に除去できました。公園での散歩の際に付着したのではないか?とのことでした。身近な場所にもマダニは生息していますね。

吸血前は、写真のようにとっても小さいので、見逃さないよう注意が必要です。

動物や人についたマダニはすぐには咬みつきません。体に付着してから吸血できる場所まで移動するタイムラグがあります。草むらに入った後にブラッシングをしたり、洋服をはたいたりすることも対策としては有効です。

人間用のマダニ除けスプレーは市販されていますし、わんちゃん・ねこちゃん用のマダニ予防薬は病院で購入いただけます(体重によって用量が変わるので、購入前にチェックしてください)。

詳しい対策については国立感染症研究所のこちらサイトをご確認いただければと思います。


はな動物病院

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