【検査機器のご紹介】尿沈渣分析装置「セディビューDx」を導入しました

当院では2024年6月に、新しい尿沈渣分析装置「セディビューDx」を導入いたしました。

従来は、尿沈渣を顕微鏡で観察する必要がありましたが、セディビューDxは、カメラと人工知能(AI)が搭載されており、尿中の細菌や結晶などの検出を、迅速かつ的確に行うことができます。

ざっくりと特徴を挙げるとすると、

1. 自動分析:人間の介入なしで、尿沈渣の有形成分を特定し、分類します。赤血球、白血球、細菌、結晶、円柱など重要な情報を短時間で取得できます。

2. 人工知能(AI)による画像認識:10億枚以上のの尿沈渣画像をデータベースとして、有形成分を特定・分類します。1検体につき70枚の高解像度顕微鏡画像を取得することで、人間の目では見逃しがちな微細な異常も的確に検出できます。

3. 迅速な結果:数分で結果が得られます。

4. 優れた細菌検出:細菌確認キットを用いることで、精度高く細菌の有無を判別できます。


最終的には獣医師の目でしっかりと確認することが必要ですが、最終判断に至るまでの情報量が迅速に得られる点で、かなり大きな役割を担うと考えています。

ハイテクノロジーな装置のおかげで正確な検査結果を毎回、迅速にご提供できるのですが、機器の導入により、尿検査の料金を改定させていただきます。(値上がりです。。)

当院では、この革新的な装置を活用して、より正確な診断と適切な治療を提供してまいります。


なお、尿検体をご持参される場合は、できるだけ新鮮な尿(採尿〜検査まで30〜60分以内が理想的)を、保冷バックに入れた状態でお持ちください。

はな動物病院

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